夢をかたちに

夏を思わせる陽気だ。田植えも終わりその後が気になる。だが一方で、このままいったら今夏はどこまで暑くなるのかと不安にもなる。こう感じるようになってから何年もたっている気もしている。

様々な総会が行われ、前年度の決裁と新たな目標に向かって再スタートが始まっている。当方のNPO法人も遅ればせながら先日総会を開いた。といってもごく小さい所帯の限られた方々による「雑談」の延長戦のようなものだが、結構本音を自分の言葉で話し、それなりに現実味があり実のある会だったようだ。事務局をはじめ理事の方々にはお世話になるばかりだ。

当初、西武台千葉高校のバドミントン部OB、OG会の発足も考えていた。が、まだまだ若い世代が多いし、何より我々は学校以外の様々な方々にお世話になりながらここまでたどり着いたので、それぞれの皆さんが自由に出入りできる仲間作りをめざし「非営利組織」として社会的にも安定した居場所を確保した。

NPO法人アルファバドミントンネットワークは、バドミントン選手の「後方支援」というかたちで、バドミントン以外の「大切なつながり」を柱に活動を行っている。毎度繰り返しになるが、スポーツ団体はややもすると閉鎖的になりやすく、つながりが希薄になりやすい。部の選手たちにはできるだけ、異世代でしかも好むと好まざるとを問わない人間関係を経験してもらいたい。逆説的に思えるがそれがスポーツの良さだからだ。

という「夢」を一つのかたちにした。私自身が携われる時間には限りがあるので、今後ともさらに大きな夢をかたちにしてくれる人たちを集めたい。

週末からいよいよ全国大会(インターハイ)の予選が始まる。こんなショットが打ちたい、プレーがしたい。大きな大会に出てみたい、あんな選手と羽を打ち合いたい・・・。

どれも「夢」をかたちにしたい、という願いである。夢ならいいが「欲」では困る。ラリー中の欲は事故のもとだからだ。

①おごりのシーソーゲーム、②ビビりのゴール脳、③あせりのミスジャッジ、そして④怒りのミスショット! どれも夢をかたちにする上ではブレーキになってしまう。特に高校3年生は「これで終わり!」などという老いた考えだけは持たずに、いつも通りシャキッと新鮮なプレーを見せてほしい。

◆高校インターハイ地区予選(個人戦) 5/19-20(野田市関宿総合公園体育館)

お近くの方はどうぞ。