ツナガリ、ツナグ

冷房が普通にほしい暑さだった。

関東大会が終わり来週からはインターハイの県予選が行われる。男女ともこの先の急な坂道を力合わせて駆け上ってほしい。

東京をぐるっと囲むように走る外かく環状道路、通称ガイカンの千葉県側が昨日開通した。早速物見遊山方々利用したが、半地下構造の空間は閉塞感がなく、今後千葉県の中心部への行き来がずいぶんと楽になることだろうと思った。今朝のニュースではこの開通まで力を注いだ方々のストーリーが紹介されていた(アニメーションムービー「GAIKAN CHIBA」も公開中!)。それぞれ苦労と困難を克服した一つの物語のようになっている。この建設工事がそれぞれの方々のそれぞれの人生の短編ストーリーになっているのだろう。

一方のニュースではスポーツを巡る痛烈な話題も相次いでいる。この話題と「働き方改革」が重なり学校の部活問題までターゲットになっているのも事実である。部活動への批判、スポーツ活動の問題視にはそれぞれわかりやすい文脈が読みとれるし、不安やお気持ちもいちいちごもっともと言わざるを得ない。自ら反芻しながら考え込まなければならない。

だが、残念だが問題点は拡散しやすいが「よい点」はあまり共有できない。部活動で共有する経験はたくさんある。狭い話だがバドミントン部だって、「あの試合、あのラリー、あの対戦相手」「自分と重ね合わせながら応援していた仲間たち、陰ながら支えてくれた人たち」、それぞれのストーリーは、勝とうが負けようが、いい思いだってつらく重苦しい思いだって、すべてひっくるめて多くの人たちとの「ツナガリ」とともに章立てになって心のバインダーに挟まっている。

人生は長編小説のような短編小説である。今日までの【高校時代の関東大会編】はどのように製本されたのだろうか?そして明日から、来週から、来期からの「Season(シーズン)・・・」はどのように記憶にとどまるのだろうか?

今期も3年生が精を出していい役を演じている。彼ら、彼女らの短編をStage(舞台)の袖でまるで自分の青春のように味わえる。いい職業だと思う。

次のStageにも大いに期待をしている。

応援やご協力をいただいた保護者の皆様、OB(特にしまだ君)OGの皆さん、お楽しみいただけましたか?引き続き「ツナガリ、ツナグ(外環キャッチフレーズです)」スポーツの醍醐味をご堪能ください。

御礼まで。

ハギワラ!かっこよかったぞ!

写真は駒沢公園にて