手作り

明日15日朝にかけて関東地方平野部でも降雪があるという。小雨交じりの一日だったが、西武台は今日から学年末考査が始まった。選抜も近いし選手は大変な思いをしているに違いない、と思う。

先週末、あたたかな春の一日、「春が来た2017」を開催した。
先日卒業した選手たちの門出を祝う会でもあるが、みんなそれぞれ「何だかんだ」あった冬を越え、希望のスタートを切りたいとおもうみんなの会でもある。

数年前に私が、西武台千葉バドミトンチームに一貫して受け疲れている「手作り」の大切さを話したものだから、ほとんど皆さんの手料理が集まり、テーブルを賑やかにしていた。サラダからスイーツ、なにやらおじさん好みの鍋料理まで個性豊かでどれも美味しいものばかりであった。

卒業生のお祖母様から刺し子が入った巾着をいただいた。中には手作りのお菓子が入っていた。そのお菓子はラップでくるまれていたが、それをはがすときに作った時の温もりを感じた。いつも遠くから試合を楽しみに会場まで足を運んでいただき、片隅でじっと孫たちの健闘ぶりを見つめていた。勝っても笑顔、負けても笑顔。高校生活最後の公式戦となった全日本総合の会場にももちろん駆けつけ、そっくりな顔のご親戚の方々と試合後彼女を囲んでみんなで微笑み健闘を労っていた。

手間や時間がかかっても手料理がいい。下手で格好悪くても自分で楽器を奏でて歌った方が楽しい。間違いだらけでもコピペで済ませるより自分が書く文章の方が思い出に残る。ミミズが・・・な文字でも心が込められた手書きの手紙の方が胸を打つ。

「時間も手間もかかる」これが良い。夢や希望もそう簡単に叶わないから良いのだろう。

さて、冬に戻った今晩は「一夜漬け」でしのぐのかな?