時々初心

やっぱり朝は眠いが、体育館に入ると朝日が差し込み以前より気分がいい。何より、私より一足先に体育館に入り練習の支度をしている選手を見ればやる気も出てくる。
朝の練習中時計代わりにラジオをつけている。決まってNHKFMの番組、練習が始まる5分前「気象情報」が耳に入ってくる。少し前までは女性の声だったが、この春から男性の気象予報士が担当している。いわゆる天気予報だが、彼の声質、そしてリスナーの心に朝(Good Morning)を届けるちょっとした一言、そして間がうまい。まだ若い方だろうと思うが毎日それを聴くのがちょっとした楽しみになっている。

その彼が5月に入ったばかりのある日、いつものようにやさしく始まった話の途中から急に声が「険しく」なった。
「今朝は5月には珍しく『霜注意報』が発令されています。」という話に続き、「農作物を扱っている方はどうか万全の注意を払ってください。」というものだった。
それは農作物に霜は問題なのだろうな、とは思っていたが、よく考えれば大問題なのだ。いくつになっても知らないことだらけだ。
しかしその気象予報士は農家の大変さ、農業の難しさに寄りそうかのような「気」が入った言い方をした。そう聞こえたのかもしれない・・・。

大会と遠征が一段落した連休の最終日に、我々にとっての本年度の大イベントである【ハイブリッドスターライスプロジェクト】の幕開け、「田植え」が行われた。ハイブリッドとはバドミントン部と陸上部長距離チームとの混合だから、スターライスとは、お世話になる農家さんが「星野さん」だから。
親子、関係者総出で100名以上が集い、星野さんご指導の下、田植えだか泥遊びだか分からないまま全員一列に並んで農業ごっこを満喫した。
これから先、「田の水が抜けていないか?」「虫は、鳥は?」「台風は・・・?」と気になる、さらに心配になる。普段食べている「こめ」のありがたみはこうして知ることとなるのだ。

今の練習はこんな田植えのような単調な繰り返しになっている。みんな調子が良いかと言えばそうとも言えない。風邪をひいているもの、足が痛いもの、試験も近づきビビっているもの・・・、それなりに心配の種は尽きない。そこにまた心配の種、いや心配の苗を植えてしまった。
時々初心
老後初心

14日(日)春季市民大会 関宿総合体育館
18日(木)バドミントン部保護者総会
17日(水)・24日(水) NPO法人主催 「放課後アソビ場ドミントン」
20日(土)・21日(日)インハイ地区予選会 松戸市体育館
24日~27日 第1回定期考査

6月第1週目に関東大会が群馬県前橋市 ぐんまアリーナ で行われます!

親も子も、男も女も田植え