Voice Of Seibudai
銀傘 たった一回の負け

 梅雨の狭間。広がる田の穂がそろそろ出てくる頃、蛙の鳴き声にも張りが出てきている。今日も暑くなりそうだ。  インターハイ予選を中心にした一連の大会シーズンが終わり、期末考査を挟んで次の追い込みシーズンを迎える。3年生の中 […]

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萌葱色(もえぎいろ)

 山々の入りくんだ肌がそれぞれの萌葱色(もえぎいろ)に輝かせ、気持ちのいい風が顔をなでてくれる。「風薫る」とはピッタリな表現だと思った。  ひと月ほど前に義母を亡くし、その関係で信州に足を運ぶ機会が増えた。あの笑顔とやさ […]

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Voice Of Seibudai
春夏秋冬-竹澤劇場の幕が上がる-

 気温の乱高下を繰り返しながら確実にあたたかな春に向かっている。桜の便りもそろそろだろうか。  今期の『春が来た』がにぎやかに、そして感動的に終わった。文集より私のものを再掲する。      -春- 『希望』の光がまっす […]

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バタフライエフェクト

 謹んで新春のお慶びを申しあげます。  新年早々の災害、惨事に見舞われた方々には心からお見舞いを申し上げます。  そんな時にのん気に正月気分で書きだすことをお許し願いたい。  録りためていた番組の中から『映像の世紀』を観 […]

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大会
奇跡のレッスン

 夜明け前の東の空。UFOかと思うような「明けの明星(金星)」が強く輝いてしっかりと「空の番人」をつとめている。「そうだ、こないだ行ったスカイツリーはどこだ?」と目を凝らし遠くに瞬く高圧鉄塔の赤い光軍団を探してみたが見当 […]

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学ぶ・伝わる・夢がかなう

 残暑はいつまで続くのか・・・と思いながら、あちらこちらと大会ツアーで出ていたら、国体で訪れた鹿児島で、今シーズン初めての沈丁花フレグランスシャワーを浴びた。竹澤劇場最終幕の鮮やかな思い出に秋の香りを添えてくれたようだっ […]

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大会
夏のともだち

 気づくと、田の稲穂が黄色くなっている。当方も週末に稲刈りの予定だ。8月も最終コーナー。今夏は長くも、短くも感じた変な夏休みだった。いつもインターハイを中心に感じながら生活するが、いつになく遅い開催だったので感覚がズレた […]

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知って、わかって、できるまで

【長く湿った季節】というイメージは今の梅雨には合わない気がする。雨が降るたびに、そしてニュースで『線状降水帯』という言葉を耳にするたびに、最悪のシナリオまで想像してしまうくらい今の梅雨は怖い。  その梅雨が終わろうとして […]

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本モノ

   青空に雲が竜の様に浮かぶ日、その舞を演出するように南風が強く吹いた。そして風に背中を押されながら今年の田植えを終えた。猫の額ほどの田んぼでも、若いみんなにってはフィールドアスレチック、はたまたアドベンチャーワールド […]

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大会
開演のベルが鳴る

 さあこれからどんどん暑くなるぞ!と思えば寒くなり、穏やかな日差しなのに風が吹き荒れたり、落ち着かないまま黄金週間に入った。  関東大会の県予選が終わった。男子は痛恨のエラーが重なり、連続出場が途絶えた。しかし復活の狼煙 […]

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